EXHIBITION Jonathan Zawada, DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)― 次のインターフェースへ|金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館が主催・キュレーションしたDXP展で、Jonathan Zawadaが新作《犠牲、永続の行為》を発表しました。本作は、絵画や彫刻、さまざまなソフトウェアや周辺機器を用いたコンピューター・システムなどを含む、マルチメディア・インスタレーションです。三つの絵画には、記憶や回想に関わる三つの異なるヒト染色体の情報に基づいて地層が描かれています。これらの絵画はウェブカメラで撮影され、吊るされたコンピューターの機械学習を経て自然言語の説明テキストに変換され、さらに音声として読み上げられます。その後もシステム内の装置間で変換と受け渡しが繰り返され、情報は回り道をしながら視覚、言語、音声などの異なる形式にコード化されていきます。その過程で生じるエラーや消失も作品の一部として組み込まれます。さらに、コンピューターがデータを処理するときに発生する余分な熱が、亀の形をしたワックスを溶かし、インスタレーションの中心に新たな地層を形成します。
この作品は、情報の伝達こそが惑星、人間、素粒子などあらゆる尺度で起きる現象の核心であることを示唆し、デジタル技術と人間性の境界を再考する試みです。
NOZZA SERVICEは、本作品のプロダクション支援とマネジメントを担当しました。