ancco
anccoは、茨城県の酪農業の家に生まれました。雄大な自然と白黒の牛に囲まれて育ち、10歳になる前に父親から譲り受けたWindows 95が彼女を芸術家の道に導きました。コンピューターだから可能な緻密で偏執的な絵作りは、現在の彼女の作品に見つけることができる、とても細かく意識の行き届いた造形や筆致、質感に繋がっています。そして、近年とても精力的に取り組んでいる陶芸は、彼女の大きな成長を促しています。コンピューターでの創作と異なり、操作不可能な外的環境や偶然に大きく作用される陶芸のプロセスが、彼女の完璧主義を打ち壊し、受容や有機的な調和といった観念や感情を学ぶきっかけとなったのです。現在は、素材との対話、インターネット、国際的な友人たち、東京の生活、古いオモチャから影響を受けながら、国内外で作品発表をしています。
主な展覧会に、〈パジャマ〉(個展, ROCKET, 2013年)、〈Spy On You〉(個展, イセタンガールギャラリー, 2013)、〈メイク・アップ〉(個展, ROCKET, 2014年)、〈SOFT MARK〉(個展, nidi gallery, 2016年)、〈MILK LAND〉(個展, カーム&パンク ギャラリー, 2020年)、〈Baby, zip〉(個展, カーム&パンク ギャラリー, 2023年)、〈Turnover〉(個展, Whaam!, NY, 2025年)など。
主なコラボレーションには、〈HEAVEN SS21〉(マークジェイコブス, 2021年)、森永乳業「pino」 × Afternoon Tea(2022年)、〈CHUNKYLINE HI〉(CONVERSE ALL STARⓇ, 2023年)、〈Fantasy on foot〉(Nike JP EC, 2023年)、WICHU(NCT WISH, 2024)、Elle Teresa x 柴田聡子 2マン・ライヴ(2024年)など。







